「眼瞼痙攣(がんけんけいれん)」は、「ドライアイ」とよく間違われます。

眼瞼痙攣(がんけんけいれん)
眼瞼(まぶた)の痙攣(けいれん)。自分の意志と関係なく、眼の周りの筋肉に収縮がおこる病気

眼瞼痙攣(がんけんけいれん)と聞くと、「まぶたがピクビクする状態のことね?」と思われる方も多いでしょう?
目の周りには、まぶたを開け閉めする筋肉(眼輪筋・がんりんきん)がありますが、それが自分の意志に関係なくカが入ってしまう病気です。
まばたきが多くなったり、ショボショポしたりで始まり、悪化すると目を開けておくことが困難となり、日常生活にも支障を来すことになります。

この病気は「眼瞼ジストニア」「メージュ症候群」とも呼ばれる重篤な神経疾患なのですが、ドライアイに症状が似ていたり、ドライアイを併発することもあるので眼科専門医にも認知度が低く、「ドライアイ」として治療されていることもあります。
誰でも一度は徹夜などの後に、まぶたがピクビクする不快な状態を経験されていると思いますが、それは「眼瞼ミオキミア」という別の症状です。
本物の眼瞼痙撃とは、「速瞬テスト」という検査で区別します。

眼瞼痙攣(がんけんけいれん)」チェックシート

ご自分で知りたい場合には、こちらのチェックシートが役に立ちます。
ドライアイの症状と重なる項目もあるので、間違われやすいのも理解できますね。
3個以上思い当たる方は検査をお勧めします。