2019年12月に中国・武漢で新型コロナによる死者が出ているという報道に接した時には、まだ対岸の火事でしたが、横浜に寄港した豪華客船に多くの感染者がいるようだと聞いて、日本にもいよいよ上陸か!と、一気に他人事ではなくなりました。初めての緊急事態宣言、オリンピックの延期、学校の臨時休校、外出自粛や移動制限などの対策がとられ、「世界中の日常が止まってしまう」というかつてない生活を誰もが体験し、未知のウイルス「新型コロナ」と向かい合い続けた2020年でした。

現時点(12月4日) で、世界の感染者は6,400万人を越え、死者も150万人に迫っています。一つの大都市が消滅したに等しい死者数です。本当に痛ましく、関係者には心安らかにと祈らずにはいられません。

一方、日本ではどうでしょうか?感染者数は、156万人弱(世界の0.25%)、死者数は、2,260人(世界の0.15%) というように、圧倒的に少ない現実です。実は、日本では毎年2,000から3,000人の方がインフルエンザで亡くなっておられますし、熱中症で亡くなる方の数も同じくらいです。まだそのレベルでもないというのが現実です。

まず、闇雲に恐れるのではなく、正しく知って「正しく恐れる」必要があります。いたずらに怖がって、家から一歩も出ないような生活は、あなたの持病を悪化させてしまいます。

 一方、Go To トラベル や Go To イートが各地で実施されると、感染者数が増え感染の第3 波を迎えている現実もあります。コロナを無視することも出来ません。「賢く闘う」必要もあります。