さて、コロナ禍の最大の危機は、もちろん生命への危険性です。しかし、最近の調査で判明したことは、コロナウィルス感染症2022社会的存在である人間が外出を恐れて家に閉じこもってしまうことで、人との絆が分断されて、元気がなくなっている現状が新たな問題となっています。具体的には、「うつ病」になる人が増えているのです。様々なデータがありますが、20~30%の人がうつ状態という報告さえあるようです。やはり、人間は社会的存在なのですね。私たち人間は、家族や地域、学校、会社などで人と人が関わりながら、人との交流の中で心を通わせながら、エネルギーをもらったり、エネルギーを与えたりしている存在なのです。人間にとって、他者との関わりがどれほど大切なことなのかを教えてくれたのも、この新型コロナでした。


また、眼科的な面では、外出せずに家の中で長時間生活することによって、お子さんたちに近視が増えてきていること、また在宅勤務やリモートワークのため、眼の疲れや心身の不調を来している方が増えてきているという事実があります。