こんな病気が見つかることがあります。飛蚊症がひどくなったらすぐ検査を!

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網膜変性(もうまくへんせい)

周辺部網膜に網膜と硝子体の癒着がある部分を変性と呼びます。
強度近視の方に多い病気。次の段階(裂孔)に進まないか、定期的な眼底検査が必要です。

網膜裂孔(もうまくれっこう)

癒着した硝子体が網膜を引っ張り、網膜組織が破れて、孔(あな)があいてしまう病気。裂孔が形成されるときに網膜血管から出血する場合もあります。
レーザー光凝固で次の段階(剥離)に進むのを阻止する必要があります。

網膜剥離(もうまくはくり)

網膜にあいた孔から、液化したサラサラの硝子体液が侵入して、網膜を脈絡膜から剥がしてしまう病気。
網膜は脈絡膜から栄養をもらっているため、剥離が長く続くと、カメラのフィルムに相当する網膜が機能を失い、失明の恐れがあります。即刻、手術が必要です。

硝子体出血

網膜から硝子体中に出血した血液を、飛蚊症として感じることがあります。糖尿病、高血圧などの生活習慣病や、目の打撲によって起こることがあります。元の病気の治療が必要です。