黄斑部に水がたまる病気。網膜の外側を、血管の豊富な「脈絡膜」という組織が覆っています。
脈絡膜は、網膜に酸素や栄養分を供給すると同時に、網膜からの老廃物を脈絡膜へ戻しています。

このとき、網膜と脈絡膜の間にある「網膜色素上皮」が、余分な水分や成分が行き来しないように守る「バリア機能」を果たしていますが、なんらかの原因で(多くはストレスと考えられています)、色素上皮のはたらきが悪くなったり、脈絡膜の血流の循環が悪くなったりすると、網膜側に血液の液体成分(漿液)が漏れて、網膜の下に溜まって水ぶくれ(浮腫)を作り、網膜剥離の状態になり、視力低下などの症状が現れます。