世界で最初に発売されたボシュロム社のソフトコンタクトレンズ(以下、SCL と略記)を、私が医学生時代に装用してから既に40年近くの時間が経ち、日本での使用者は1500~1800万人にも及ぶと言われています。
当時は、1枚のレンズを何年も使用する長期間使用タイプ(正式には「コンベンショナルSCL」と呼びます)しかなく、毎日「こすり洗い」と「煮沸消毒」をこまめに行なっていま した。
なぜなら、1組のSCLが何万円もするため、少しでも長持ちさせるために、 皆一生懸命ケアしていたのです。
ところが、大量生産が可能となった20年くらい前から「使い捨てSCL」が登場して、現在では「ワンデータイプ(毎日使い捨て)」と「2週間頻回交換タイプ」が主流となっています。