コロナの感染拡大によって登校が制限されていた時期もあり、子供たちの近視が増加傾向にあるという報告を見るようになっています。近視予防のために「1日2時間の外遊びが有効」と近年推奨されていたのですが、コロナ禍のため室内遊びが増え、タブレットを使っての自宅学習、ゲームやスマホの使用時間の増加などが要因と考えられています。子供たち自身は気がついていませんが、診察を通して視力が思いのほか低下していることを感じています。眼を細めて見ている、テレビを近くに寄って見るようになった・・など気づかれたら、1度眼科の検査を受けてください。

また、大人の方も、リモートワークの増加で、眼の疲れ、痛みや肩こり、頭痛などの症状が増えています。子供たちは、密にならない範囲での外遊びの時間を作り、お仕事の方は、パソコンを使用する際のディスプレイとの距離や明るさ・姿勢などに注意を払い、環境を整えることで問題の増加を軽減できると思います。







「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン」より