症状は視覚に現れますが、眼球の病気ではありません。

脳の後頭葉にある「視覚野」という、「眼球で受けとめた画像が処理される部分」の血流異常が原因の病気です。
最初は血管の収縮で視覚野への血流が減少して、画像処理が上手く出来なくなり、実際にはない光を感じることになります。
その後は、一旦収縮した血管が、過度に拡張することによって頭痛が起こってくると考えられています。
頭痛の分類では、片頭痛を「閃輝暗点を伴う片頭痛」と、「閃輝暗点を伴わない片頭痛」に分けています。
視覚異常(目の中に突然光が見えるなど)があるため、患者さんは眼科を受診されることが多いのですが、
病気自体は頭痛のひとつである『片頭痛』と考えられています。