以前は、見える部分と見えない部分の境界を調べる「周辺視野」が主流でしたが、近年は、中心30度(時には10度)の感度(どれくら い暗い光が見えるか)を調べる 「中心視野」が主流となっています。
測定にコンピューターが使用される様になって、格段に進歩しました。当院では、世界標準視野計とも言えるハンフリー社の視野計を使っています。視野検査でわかる病気は、「緑内障」「頭蓋内疾患」「黄斑疾患」など種々ありますが、特に「緑内障」の診断と進行状況の把握に大変大きな力を発揮しています。

 

◆ 図Aの数字は、「網膜感度」の実測値を示します
◆ 図Bは、「グレイスケール」という、濃淡図で視野を直感的に把握しやすくした表現です
◆「 トータル偏差」は、性別年齢別にコンピュータが内蔵している正常値との比較を示したもの
◆「パターン偏差」は、さらに白内障などの影響をなるべく取り除く処置をした数値です
◆「中心窯」は、眼底の中心窯部分の感度を示します。黄斑疾患で感度が低下します