まぶたが赤く腫れ、かゆみや痛みを伴う眼の病気です。
霰粒腫(さんりゅうしゅ)と、麦粒腫(ばくりゅうしゅ)という二つの眼の病気を総称して「ものもらい」と呼んでいます。

なぜ、ものもらいはできるのですか?

原因については「不明」とされていますが、多くの患者さんを診てきた経験から、現代人の生活(ライフスタイル)と関係があり、
(1)  睡眠不足
(2)  甘い間食(特にチョコレート)がきっかけになっていることが多いと感じています。(霰粒腫の場合)

当院での治療方針(霰粒腫の場合)

(1)  まず、(続発的な感染を防止するための)抗菌剤の点眼を行いつつ、睡眠と食事のライフスタイルを整えて、自然治癒力がはたらきやすくします。
(2)  それで改善しない場合、さらに、たまった脂分を排出しやすくする漢方薬を併用します。
(3)  それで改善しない場合は、固いしこりを切開によって切除します。

●慢性化すると(3)の対応が必要になることが多いので、ものもらいができたら早めの受診をおすすめします。