関東地方では例年2月中旬にはスギ花粉症の時期に突入します。

この時期に「風邪かな?」と思う症状が出た方は、要注意です。
風邪と花粉症の症状は非常によく似ているからです。
花粉症の三大症状は「くしゃみ・鼻水・鼻づまり」ですが、風邪でも似た様な症状が出ます。

風邪はサラサラの鼻水で始まってもいつか粘り気の有る鼻水に移行しますし、くしゃみを連発することは少ないなどの違いがあります。喉も、風邪では腫れて痛みますが、花粉症はイガイガの異物感が強いという違いがあります。

皮膚や耳の中が痒いのは風邪にはなく、花粉症に特有です。この様にじっくり観察すると、風邪と花粉症の区別がおよそつくでしょう。

■初期療法
今年の飛散量は昨年の7割程度という予測もあるようですが、早めの準備がベターです。最も治療効果を出したいならば、「初期療法」(2週間前から、すなわち2月1日から点眼治療を開始する)をお勧めします。