「プラセンタ」とは「胎盤」のことです。胎児の発育成長に必要不可欠な栄養素を含み、自然治癒力を高め、体調を整える力のある「胎盤」のエキス剤を使うのがプラセンタ治療です。

プラセンタは、美容美白などで取り上げられることが多いのですが、特に痛みを軽減する作用は、 私自身の経験を通しても非常に有効です。
更年期障害、肩こり・後頭部の頭痛などからくる眼精疲労などに、ここ数年「プラセンタのツボ打ち」などの治療を取り入れてみて、有効性は高いと実感しています。
眼科領域では、眼精疲労・緑内障・アレルギー性結膜炎・・などが対象疾患として挙げられています。
進行性の眼疾患である緑内障などの進行を遅らせる効果があるのではないかと、目の周囲のツボへのプラセンタ注射なども試みられています。


40代くらいより腰痛で苦しみ、腰痛ベルトが手放せない状況となり、 52歳時には都立病院で脊柱管狭窄症と診断され、手術を勧められてから、プラセンタのツボ注射に1~2週に1回規則的に通院されるようになりました。
ツボの圧痛点を探すと、腰痛の方には多い上膠 (じょうりょう)、腎兪(じんゆ)、志室(ししつ)に強い反応を認めたのでそこを中心に毎回4アンプルほど注射しています。

現在は腰痛バ ンドを使用することはなく日常生活も普通に出来ています。このままだとまた激痛が来るのではないかという体からの信号もわかるようになったと言われ、その時は、量や頻度を増やしています。



肩こりも人によっては吐き気や頭痛を引き起こし、仕事を休む、寝込むなど、日常生活に影響を与える場合もあるようです。女性の更年 期障害による肩こりに苦しむ方も多く、この方もそうでした。
肩と頸にある肩井(けんせい)、天柱(てんちゅう)、風池(ふうち)に強い圧痛点を認めましたので、そこを中心に毎回2アンプルほどツボ注射を行っています。
最近は以前のようにひどい肩こり・頭痛に悩まされることはないようですが、予防も含めて2週毎に注射されています。

 

プラセンタ治療のことをもっと知りたいと思われる方は、お気軽にご相談ください。

プラセンタ治療は基本的に自費診療となりますが、更年期障害に対するメルスモンの治療は、保険適応の対象になります。